窓口支援事例

うて特産品等商標出願の登録証に係る報告
商標 ブランド

有限会社右手養魚センター

所在地 岡山県美作市
ホームページ URL http://utefish.com
設立年 1969年 業 種 農林水産業
従業員数 4人 資本金 500万円

企業概要

 昭和44年に5人のグループで中国山地から流れる清流を利用し右手地区で清流の女王「アマゴ」(ヒラメ)の養殖に取組み、渓流釣り事業と成魚販売事業をスタートさせた。平成元年に有限会社右手養魚センターとして法人化し、本格的な経営に乗り出しました。
 近年、釣り愛好家が減少し、渓流釣り事業の売上が低下していました。そこで、平成27年3月、売上の向上を目指し、岡山市内・関西圏のファミリー層へ、「家族連れが自然の中で、1日楽しめる釣り場・遊び場」としてPRする計画を策定しました。当計画は、岡山県の経営革新計画の承認も得ています。計画の一環として、アマゴを利用した加工食品を開発し、関西等の小売店で販売することで、当社の知名度向上と渓流釣りへの観光客の獲得を目指しています。 

自社の強み

 有限会社右手養魚センターは、中国山地の大自然の中の津谷渓流公園の中心にあり、まわりにはアスレチック広場などの子供が遊べる場所やテニスコート、キャンプ場、コテージ村、ジビエ肉が食せる「レストランやませみ」があり、湯郷温泉街も近くにあるという地域性を集客に活かすことができます。また、センターでは、釣り道具の一式を貸し出しており、梶並川の清流の中の石積で整備された釣り場にアマゴ・マスなどを放流していますので、渓流釣りや、手づかみが1年中でき、「アマゴの塩焼き」や「アマゴのうま煮」などを食することができます。家族・友人・グループで、又単身で楽しめ、くつろげる、いやされる施設として案内しPRしています。

一押し商品

 「アマゴのうま煮」(甘露煮)が一番目に挙げられます。採卵から成魚まで抗生物質などの化学物質を一切エサに使用せず、自然環境を活かした一貫した生育管理により成長した安全安心のアマゴを使用し、醤油、酒、みりん、山椒の実、お茶などでじっくり煮込んだ、優しい風味で頭から尾っぽまで全部を食せる商品です。この商品は岡山県商工会連合会から地域特産品として認定を受けています。
 二番目には「アマゴの塩焼き」が挙げられます。頭から尾っぽまで全部を食べれ、香ばしい塩味で、ごはんのおかずやビールのツマミとして好評です。

知財総合支援窓口活用のポイント

窓口活用のきっかけ

 平成27年8月17日に岡山県商工会連合会地域経済対策課の指導員から、みまさか商工会勝田支所の会員である企業が「アマゴのうま煮」を販売しており、これを勝田地域の特産品にしたいので、ブランド化商標「源流の郷うて」の出願について指導してもらいたいとの要請が窓口にありました。「うて」は右手と書き、地名であり、企業名の一部でもあります。

最初の相談概要

 平成27年8月27日にみまさか商工会勝田支所において、企業の代表とデザイナー、当該指導員、勝田支所長、派遣弁理士と窓口担当者が集い、効果的なブランド化商標について協議しました。先登録商標「源流の里」との関係、企業の事業態様や販売する商品群を考慮して、ブランド化商標のデザインと指定役務(商品)が決まりました。 

その後の相談概要

 特許庁から届いた拒絶理由通知書で、出願商標は第35類小売等役務が広範であり、いずれにも使用しているか又は近い将来使用をすることについて疑義があると認定され、かつ先登録商標「源流の里」と同一又は類似で、指定役務は先登録商標の指定商品と同一又は類似であると認定されましたが、その対応を窓口で支援し、いずれの拒絶理由も解消しました。

窓口を活用して変わったところ

 出願商標が商標登録第5852867号として登録されたことから、代表者にブランド化商標を独占して使用できるという自信ができ、釣り場の提供や「アマゴのうま煮」の販売に代表される主要な事業を推進拡大する意欲と、自然いっぱいの「右手」をPRすることで、中国山地の麓、澄んだ水で育てられた米や農作物などの地域商品を販売する等を通して、地域に賑わいを取り戻したいなどの意欲が強くなったと感じています。

企業からのメッセージ

 ブランド構築においてとりわけ重要な役割を担うのは商標です。主として企業の営業標識として活用される企業ブランド商標(ハウスマーク)と、個別の商品・役務に付される商標(ペットマーク)がありますが、いずれを出願する際にも確実に登録させるには事前準備が必要ですので、是非、知財総合支援窓口にご相談ください。

窓口担当者から一言

 有限会社右手養魚センターでは中国山地の大自然の中を流れる梶並川とその清流域で、四季を通じて自然を満喫しながら、アマゴ釣りや手づかみ、アスレチック等が楽しめるので、登録商標を使用して事業のブランド化が進み、地域との連携がうまくいけば、自然を求める都会人等の集客が見込め、今後の事業拡大・展開が期待されます。 (上田 文明)

うて特産品等商標出願の登録証に係る報告(667.0 KB)

このページを印刷する

掲載年月日:2017年1月11日

ページのTOPに戻る
  • 外国産業財産権侵害対策等支援事業
  • 知的財産権活用企業事例集2016 知恵と知財でがんばる中小企業
  • 平成29年度 初心者向け知的財産権制度説明会
  • 知的財産権活用企業事例集2014 知恵と知財でがんばる中小企業
  • がんばろう日本!知的財産権活用企業事例集2012
  • J-PlatPat
  • Graphic Image Park 画像意匠公報検索支援ツール
  • 開放特許情報 データベース
  • 新興国等知財情報データバンク
  • JETRO
  • イノベーションネット
  • J-Net21支援情報ヘッドライン
  • ミサラボ
  • 中小企業ビジネス支援検索サイトJ-Net21
前へ
次へ
  • 特許庁
  • 各経済産業局等 知的財産室
  • 独立行政法人 工業所有権情報・研修館
  • 知的財産相談・支援ポータルサイト